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2021年02月11日

建国記念の日

今日、2月11日は、国民の祝日「建国記念の日」ですが、

「建国記念日」と間違える人も少なくないかもしれませんが、

“の”が入るので注意したいです。

しかし、「建国記念日」なら文字数が少なく意味も通りそうなのに、

なぜ「記念の日」となって“の”が入るのでしょうか?

理由を知れば、今後は間違える回数が減るかもしれません。

“の”が入っている理由は、調べてみますと「日本が建国した日」として

国民の祝日に決定されたわけではないからです。

国民の祝日に関する法律(平成29年6月16日公布)によりますと、

「建国をしのび、国を愛する心を養う」日であるとされています。

建国した日を祝うとは書かれていません。

つまり、「建国した日」としてではなく、建国そのものを祝う日と解釈できます。

2月11日はもともと、「日本書記」に書かれています、

日本の初代天皇と言われる「神武天皇の即位の日」を表す「紀元節」と呼ばれていました。

しかし戦後、GHQの意向により廃止されたとされます。

その後、1966年に政府が2月11日を「建国そのもの祝う日」として「建国記念の日」に決定。

当時の「第51回国会 衆議院 本会議 第41号

昭和41年4月15日」の国会議事録によると佐藤栄作内閣総理大臣は、

「建国をしのび、国を愛し、国の発展を期するという、

国民ひとしく抱いているその感情を率直に認めて、

そしてこの日を定めようとするものであります」と述べています。

“の”が入るのには、重要な意味が含まれているようです。

 

 

 

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