古いものが大好きな営業よりアップします。
きょう、わが家の和室に古い振り子時計を設置しました。おそらく昭和30年代の愛知時計の製品です。同じような時計が田舎の本家にもありましたので、当時としてはありふれた時計だったのでしょう。本家の時計は、1週間に一度はゼンマイのネジを巻いていたと記憶しています。こちらの時計はいちどゼンマイをまくと30日は動作し続けるという改良版「スーパーエイト」です。いつの間にか、打刻が30分ずれるようになっていましたが、これをようやく正しく直すことができたので、壁への設置となりました。

柱にビスを打ち、時計のてっぺんについている金具を引っ掛けるだけです。ただ、ゼンマイのネジを巻くときに前面の蓋を開けると、すぐに垂直が崩れます。そうなると振り子が止まってしまうので、垂直を正しく測って時計の下側の金具も固定する必要があります。もちろん垂直が正しく取れたとしても、1日に数分の狂いが出てきますから、ゼンマイは30日動くのにもかかわらず、結局時刻合わせのために毎日ふたを開けなければならないのです。あまりにも時刻がズレるようであれば、振り子調節用のネジを回しおもりを上下させることで振り子の周期を変化させ、時の刻みを調節します。
さて、こうしたことを面倒臭いと感じるか感じないか。
私はとても面倒臭いと感じます。でもそれでいいとも思います。調節したり修理したりする余地があるだけ、仲良くなれそうな気がします。古いものの魅力の一つです。
先日アンティークやヴィンテージものを扱う店に行きました。100年以上前のものをアンティークとする定義に倣うと、この店の大部分はヴィンテージでした。しかし中には5000年前の土器まで置いてあって、これはもうレリックとしか言いようがありません。
引き出しのたくさんある棚は大人気ですね

これはお店で使われた糸のディスプレー棚

ステンドグラス、もしくは古いガラス

わけのわからない、でも存在感のある照明スタンド

破壊されずに今日まで生き残ってきたモノたち、その存在自体が小さな奇跡ですね。
























