本日、営業よりアップします。
注文建築のお客様が建築士を交えて間取りの打ち合わせをしています。その活気あふれる会話の様子が、事務所内で別の仕事をしている自分の耳にも届いてきます。ときどき聞こえてくる「アトリエ」という言葉に意識が削がれます。ああ、これから作る家には「アトリエ」があるんだ、どんな空間になるんだろう、自分も打ち合わせに参加したくなります。
絵を描くんでしょうか、陶芸でしょうか、服でも作るんでしょうか、想像が飛躍します。
アトリエ・・・工房・・・作業場・・・スタジオ・・・ショップ・・・ワークスペース・・・厨房・・・ものづくりの場所が家の中にあるというのは素敵なことだと思います。
さて、先の休みに時間潰しに入った本屋で雑誌コーナーを眺めていると、え、どういうこと? と思わず声が出るようなタイトル文字が目に入りました。そこには「山とミシン」と書かれていました。雑誌のタイトルは「TRAILHEAD」、どうやら山道を走る人たちが読む雑誌「RUN+TRAIL」の別冊のようです。軽量登山やロングトレールを趣味にする人たち向けのムックなのですね。
数ページ立ち読みして、二つの言葉を覚えました。一つはULハイキング。もう一つはMYOG(ミョグ)です。
ULというのはウルトラライトのことです。装備を極限まで軽量化して、体への負担を減らし、長距離を快適に歩くことに重点を置く登山スタイルです。軽量化といっても手ぶらでという意味ではなく、ザック・シュラフ・ポーチ・テントなどをできるだけ軽くするということです。でもそうした装備があらかじめ売っているわけではありません。そこで次に登場するのがMYOGです。Make Your Own Gear(自分の道具は自分で作れ) の頭文字をとっています。ないなら作れの精神です。作るならミシンが必要だ。それでタイトルが「山とミシン」な訳です。MYOGが昂じてブランドを立ち上げた人たちが紹介されています。JUKIのミシン大活躍です。
面白い世界を知ることができました。一冊購入です。