昨日、母と鎌倉に行ってきました🐱
なんだかんだ年に一度は訪れる機会がありますが、母は数十年ぶりとのことで北鎌倉から長谷の方まで案内をしました。
最寄りから鎌倉へは鈍行で2時間ほどあるので、電車内では久しぶりに池井戸潤の『半沢直樹』シリーズを読みました。私は、悪者が成敗される“勧善懲悪”の物語が大好きです。その原点は、幼少期に祖父と観たドラマ『水戸黄門』にあると思います。悪役には情状酌量の余地がないほど悪を極めてもらうことで、コテンパンにされたあとの爽快感を味わうことができるのです❗
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大学時代に受けた講義で印象的な話がありました。児童文学『3びきの子ぶた』のクライマックスは、現代では3びきとも子ぶたは助かり、協力してオオカミを追い払うという内容が主流のようです。ですが、このハッピーエンド版を読んだ子どもたちの中には、「追い払ったオオカミが、次は自分のところに来るのではないか」と怖がって泣いてしまう子が少なくなかったそうです。そこで、オオカミが最後には鍋で煮られて死んでしまうという昔ながらの結末を読み聞かせたところ、「もうこのオオカミはこの世にいない」という安堵を得られるとして、子どもたちから人気を集めたのだそうです。
私が勧善懲悪ものを好きという感覚と、子どもたちが悪いオオカミがやっつけられて嬉しいと思う感覚は同じではありませんが、因果応報の教訓や「悪者は裁かれる」という現実を幼少のうちから染み込ませるためには、やはりオオカミには煮られてもらって良かったと言えます。
今回訪れた鎌倉は、かつては血みどろの権力闘争の舞台であり、必ずしも「正義が勝つ」という時代ではなかったと思います。ですが、現代の日本ではやはり悪者は鍋で煮られる正義があって欲しいと改めて感じます。
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写真は、北鎌倉にある浄智寺で見かけたお地蔵さんのカラーコーンです。
調べたところ「地蔵コーン」という名称で、様々なカラーバリエーションがあるようです。

























