西の空に猫の目のような三日月が浮かんでいました。本日営業よりアップします。
突然ですが、どんな仕事にも倫理観はつきものです。
まず思い浮かぶのはやはりお医者さん。
医師には「医の倫理」と呼ばれる考え方があり、日本では日本医師会が「医の倫理綱領」を定めています。世界的には「ヒポクラテスの誓い」が有名ですね。
患者さんの命や人生に直結する仕事ですから、
・患者の利益を最優先する
・秘密を守る
・差別をしない
といった基本がとても重要になります。「腕がいい」だけではダメなのです。
弁護士も厳しい倫理が要求される仕事です。日本では日本弁護士連合会(日弁連)が「弁護士職務基本規定」で細かくルールを定めています。
・依頼者の秘密を守る
・利益相反を避ける
・不正な手段を使わない
法の専門家であるからこそ、自分自身が法と倫理を守る存在でなければなりません。

お金を扱う仕事にも、厳格な倫理規定があります。
粉飾決算や脱税を見逃せば、社会に大きな影響が出ます。
公認会計士には日本公認会計士協会が「倫理規則」を設けています。
「独立性」という言葉がキーワードのようです。お客様と近すぎてもダメ、甘くてもダメ。冷静な立場を保つことが求められます。
学校の先生にももちろん倫理規範があります。
子どもたちに大きな影響を与える立場ですから、
・公正であること
・差別をしないこと
・体罰や不適切な関係を持たないこと
などが明確に示されています。知識を教えるだけでなく、「人としてどうあるか」を体現する仕事とも言えますね。
新聞社やテレビ局などの報道機関にも倫理綱領があります。
日本新聞協会は「新聞倫理綱領」を定めています。
・事実を正確に伝える
・裏取りを行う
・プライバシーを守る
情報が社会を動かす時代だからこそ、責任は重いわけです。
少し身近なところでは建築士にも「倫理規定」があります。
日本建築士会連合会などが倫理規定を定めています。
建物は何十年も残り、人の命を守るもの。
手抜きやごまかしは、後になって大きな事故につながります。
「安全性を最優先にする」という原則は、揺らいではならないものです。
不動産取引のプロとして、重要事項説明を行う宅建士も倫理が問われます。業界団体である全国宅地建物取引業協会連合会(ハト)や全日本不動産協会(ウサギ)なども「倫理綱領」を定めています。
ポイントは、
・重要事項を正確に説明する・事実を隠さない
・誇大広告をしない
・依頼者の利益を不当に害さない
不動産は人生で一番大きな買い物になることも多いもの。
だからこそ、「知らなかった」では済まされません仕事の。
土地や建物の表示に関する登記を扱う専門家である土地家屋調査士にも倫理規定があります。業界団体である日本土地家屋調査士会連合会が「職務倫理規程」を定めています。
求められるのは、
・正確な測量
・公正な判断
・依頼を受けたら速やかに着手し、遅滞なく処理すること
・中立性の維持
・境界トラブルにおける誠実な対応
調査・測量・登記申請の一連の仕事は、不動産取引に関わるたくさんの関係者の仕事の前提であり、ここが崩れると全てが崩壊するほどの影響力があります。
倫理規定があるということは、その裏にたくさんの非倫理的な事例があるということでもあります。悪徳弁護士とか暴力的な教師とか・・・悪い事例を反面教師に己の倫理性を鍛えるしかありませんね。



























