冷蔵庫2台持ちになった営業より本日アップします。
政治の世界がにわかに慌ただしくなってきました。政治的な駆け引きの話はあまり好きな話ではありませんが、閉塞した時代を突き破るうねりを期待している自分がいることは間違いありません。
公明党が連立からの離脱を表明した日に石破総理が発した「戦後80年所感」を読みました。久しぶりに良い文章を読ませてもらいました。石破氏にたいする好悪の感情はいろいろあるでしょうし、内容に対する賛否もあるでしょうが、「政治家のことば」としてとても良質なものだと私は思いました。閣議決定もしていないし、もう最後だからと、言いたいこと言い放ったんでしょうか。でもそこに官僚の作文ではない人間味が滲み出ました。
ちょっと興味深かったのは、この「所感」の中にちらと登場するジャーナリストや学者の名前でした。石橋湛山、清沢洌、丸山眞男・・・こうした名前を国会内の右派政党の議員から聞くことはあまりありません。石破氏の懐は深いと知りました。
掲げる政策の違いから右派と左派に分かれることにはなるけれど、そもそも政治家になろうとした動機、政治家を続ける根本的な理由というのは、政策の左右を超えるものがあるような気がします。
さて、「戦後80年所感」にちらと登場した清沢洌については、実に絶妙な引用だと思ったので、そのことについて、次回書いてみたいと思います。