本日、営業よりアップします。
楽しみにしていたDVDブックが発売日前日に届きました。
『ピタゴラスイッチ ビーだま・ビーすけの大冒険 完全解説DVDブック』です。
さっそく小学生の娘と視聴しました。
通常のピタゴラ装置に物語性が与えられているので、子どもの反応がいつもより豊かです。
娘は悪役の黒玉軍の失敗に大笑いしていました。その横で、自分は、最初敵対していたビー玉3兄弟と黒玉軍が、純粋な黒玉王子の登場で、共通の敵に対して共に闘うというこの友情物語に涙ぐんでいました。(何を言っているのかわからないかもしれませんが、ご容赦)表紙に書いてあります。「ビー玉なのに、涙が出る」 これ本当なんです。
なんでこんなに感動するんだろうと考えるのです。ビー玉転がっているだけなのに。
ピタゴラ装置はなんだかんだ四半世紀続いているわけで、蓄積された技術は相当なものだと思います。でも、それだけでは感心することはあっても感動はないですよね。
裏方さん(つくる人)の、表からは見えないところにも決して手を抜かない細やかな配慮のようなものに感動するのかもしれません。海外のピタゴラ装置(ループ・ゴールドバーグ・マシン)の多くが、サイズも大きくて見るものを圧倒させる意図を感じるのとは対照的に、わがピタゴラ装置は自然法則の流れにゆっくり沿うことでモノじしんの新しい振る舞いを出現させてくれているわけです。
今、わがピタゴラ装置って書いてしまったのですが、そう、ピタゴラ装置にはとても「日本」を感じてしまうんです。海外の人とお国自慢が始まったら、わが国にはピタゴラ装置があります! と胸が張れそうな気がします。