本日営業よりアップします。
世にも数奇な運命というのはあるもので、いろいろなものを「梱包」した芸術家、クリストとジャンヌ=クロードの夫婦は誕生日が二人とも1935年6月13日でした。同じ日に生まれた人と出会う確率ってどんなものなのでしょう。ましてや相性の合う相手と出会う確率をや。仲の良い夫婦の命日が同じということもままあります。同日ではないけれど、フランスの哲学者サルトルとボーヴォワール夫妻の命日が一日ちがいというのも割と好きなエピソードです。
さて、建築の進む増林の現場です。
家全体が白いシートで「梱包」されているように見えます。
芸術的な意図はありません。これは透湿防水シートというもので、木造建築において非常に重要な役割を果たす建材になります。外からの雨水の侵入を防ぎつつ、室内の湿気は外に流すことで結露を防ぐという役割があります。家が体にフィットしたゴアテックスの合羽を着ているというイメージでしょうか。
ウラオモテ逆に貼ると・・・想像したくはありませんが・・・大変なことになります。