朝型人間になりたいか夜型人間になりたいかと問われれば、断然朝方人間になりたいと答える営業より本日アップします。AppleのCEOティム・クックは朝4時前に起きるそうです。できる人間は朝つくられるのですね。真似てみたいものです。自分はゴルゴ13と同じく睡眠状態から瞬時に覚醒状態に持っていけるので、夜と同じように朝動くことができます。いっちょやってみるか。
ところで先日、平和島の流通センターで開催された展示内覧会「くらしソリューションスクエア」(主催パナソニック社)に参加してきました。
パナソニックの商品群の中でも「あかりと電気設備」に特化した内覧会でした。建築士が構想するデザインとしての「建築」が、照明や空調といった機能としての「設備」によって“邪魔”されるということが起こり得ます。例えば、美しく設計デザインしたLDKの天井に、ダウンライトと空調の吹き出し口、それに火災報知器が配置されたとき、それらがすべてパナソニック社の製品だったとしても、口径も異なればデザインもことなっていて、変に悪目立ちしてしまうというような場合です。これを解決する方法が、「建築」に溶け込む「設備」を目指すこと。これをパナソニック社は「建築と設備を整える」と表現し、Archi Designというコンセプトに落とし込み商品開発を行っているのだそうです。
個人的にはグッドデザイン賞を受賞した住宅分電盤「FLEXIID(フレキシード)」が気に入りました。
分電盤にすらリデザインの余地があるということが面白いと思いました。この分電盤、天井や壁面にぴったり隙間なく配置できるだけでなく、電気工事士がほんの少し喜ぶ(かもしれない)ちょっとした配慮がなされています。改良点はとても小さなものばかりなのですが、日本人らしい着眼だなと感心した次第です。
ちなみに、Archi Designについては、雑誌『建築知識』などで知られる建築系出版社エクスナレッジ社から書籍が刊行されています。
『建築を整える。 Archi Design by Panasonic』